診療案内
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神経内科
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急な休診や担当医変更がある場合がございますので事前にお問い合わせください。
対象疾患
神経内科では脳卒中や各種神経変性疾患(認知症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ALSなど)、神経系のみに障害を発現する代謝性・免疫性疾患(多発性硬化症、ギランバレー症候群など)、機能性疾患(てんかん、頭痛など)を診ています。
主な診療内容
神経という概念は中国医学になかったため、古来の日本では知られていませんでした。杉田玄白らが西洋の解剖学書を翻訳するとき新しく「神経」という言葉を作りました。この訳書が解体新書(1771年)です
よく神経疾患は治らないといわれます。確かに神経難病とされるものは多くあります。しかしそのような疾患でも対症的に対応することで、生活の質を改善することができます。
認知症
認知症は記憶障害だけではありません。非健忘型とされる注意障害(~をし忘れる)、遂行障害(~ができなくなった)など記憶以外の認知機能低下を呈することがあります。また抑制が効かなくなり周囲の人が困るような暴言、徘徊など(問題行動)が出現します。認知症の薬の中にはこれらを刺激しすぎるものもあります。患者さんに適した薬を投与して社会や家庭で生活しやすさを作ってあげることが大切だと思います。
パーキンソン病
パーキンソン病は、振戦や動作緩慢などの運動障害がよく知られていますが、非運動症状とされる便秘や疼痛などにも悩まされることがあります。1日の症状の変化を記録(パーキン日誌)し、症状をよく観察し、治療に反映させる必要があります。また、複数の薬剤を組み合わせたり、症状に合わせて分割投与するなど、治療に工夫を加えることで、生活の質が改善されることがあります。
頭痛
頭痛は極めて一般的な臨床症状で多くの患者さんがみえます。「たかが頭痛」とされますが、重症化すると生活支障度が高く社会的損失も大きく「されど頭痛」と思ってください。新しい治療が登場していますが、問題は受診率が低いことです。市販の頭痛薬を飲み続けて薬剤性頭痛をきたしている患者さんがたくさんみえます。ぜひ医療機関を受診していただきたいです。頭痛ダイアリーをつけていただくことで発作回数や程度を把握でき、正確な診断治療が可能と思います。
ボトックス治療
ボトックス(ボツリヌス毒素)は、神経から筋肉への伝達をブロックする作用があります。このため、眼瞼痙攣、顔面痙攣、痙性斜頸などの不随意運動の治療に用いられています。眼瞼痙攣は、まぶたが開けていられなくなったり、瞬きが多くなるといった症状があります。顔面痙攣は、左右どちらかの頬がぴくぴくして、次第に目が閉じるようになります。痙性斜頸は、首が左右や後ろに曲がってしまいます。これらの疾患では、局所の筋肉にボトックスを注射することで、不随意運動が改善されます。また、この作用を利用して、脳卒中後の筋肉の硬さ(痙縮)の治療も行われています。肘が曲がるようになったり、握ったままの指が開くようになるといった効果があります。
これらの神経疾患でお困りの方は是非ご相談ください。
医師の紹介
- 医師名
- 中尾 直樹
- 診療日
- 毎週 木曜日
- 専門分野
- 臨床神経学
神経治療学
脳卒中
神経疾患研究
- 資格等
- 日本内科学会認定医
日本神経学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本ボツリヌス治療学会認定施注医
愛知医科大学客員教授